シュー生地は、しっかりとした食感があり、軽やかな口当たりが魅力的です。今回はカスタードクリームと生クリームを合わせた、クリームディプロマットで作ります!自宅で作るシュークリームはうまく膨らまないなど、難しいところが多数ありますが、ポイントを押さえれば、成功確率はグッと高くなります。
One Memo
卵黄
卵黄には良質なタンパク質やビタミンB群、ビタミンA、ビタミンD、コリンなどが豊富に含まれています。特にタンパク質は卵白よりも多く含まれています。
一方でコレステロールは卵黄1個で250mgと多いです。
卵によるコレステロール値上昇のリスクは低いとの報告がありますが、それでも元から高い方は注意が必要です。
コリン
卵や大豆に多く含まれるコリンは、脳内の情報伝達を行うアセチルコリンの原料となり、認知症の予防に効果的と期待が高まっています。
さらに、脳機能の改善や脂質代謝、血管の健康にも重要な役割を果たします。
実際に、アメリカでは必須栄養素として指定されているほど重要な栄養素です。
材料 (6個分)
<シュー生地>
- 卵…2個
- 無塩バター…40g
- 牛乳…40ml
- 水…40ml
- 塩…1g
- 薄力粉…20g
- 強力粉…20g
- ベーキングパウダー…2g
<クリーム>
- 卵黄…2個
- 牛乳…200ml
- 薄力粉…30g
- 砂糖…30g
- 生クリーム…100ml
- 砂糖…20g
レシピ
シュー生地
- オーブンを200℃で予熱しておきます。
卵を割り、ほぐしておきます。
粉類はすべてふるっておいてください。 - クッキングシートを準備します。直径5cmの円を書いておきます。
(裏向きにして使います。鉛筆書きになるようであれば、2重にして円を映してもOKです) - 無塩バターは室温に戻しておく。
すぐ使いたい場合は、電子レンジで200W30秒加熱してください。 - ステンレス製のなべに無塩バター、牛乳、水、塩を加え、バターが完全に溶けるまで、中火で加熱します。
<Point>
塩を加えることで膨らみやすくなりますので、必ず1g加えてください! - 火を消し、4にふるった薄力粉、強力粉、ベーキングパウダーを一気に加え、しっかり混ぜ合わせます。
- 1分間再び中火で加熱します。
<Point>
なべ底に薄い層ができていれば問題ありません。この工程を固化といいますが、粉類にしっかり熱が伝わっていないと膨らみが悪くなります。層がみられない場合は追加で1分間加熱してください。 - ボウルに生地を広げ、ほぐした卵を少しずつ加えていき、混ぜ合わせます。はじめは馴染みにくいですが、しっかり混ぜ合わせてください。卵の量は目安となります。
<Point>
生地を持ち上げて形が逆三角形でとどまるくらいの固さになるまで卵を加えていきます。
卵を入れすぎると膨らみません。ここが一番の難関ですので注意が必要です!
また、卵を一気に加えてしまうと全く混ざらなくなります。必ず数回に分けて加えてください。 - 絞り袋に移して、クッキングシート上に絞っていきます。
ある程度高さが出るように絞ると形がきれいにまとまります。 - 霧吹きで3~4回水を吹きかけます。(分量外)
<Point>
水分の蒸発を利用して膨らみますので、しっかり吹きかけましょう! - 190℃20分、その後170℃で20分焼成していきます。
クリーム
- カスタードクリームを作ります。
牛乳をなべで加熱していきます。沸騰はさせないように注意してください。 - ボウルに卵黄と砂糖30gを加え、泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。
- 2に薄力粉を振るい入れ、混ぜ合わせます。
- 3のボウルに1の温めた牛乳を少しずつ加え混ぜ合わせ、それをなべに戻し加熱していきます。
- 固まってきたら火から下ろし、バットに移して急速に冷却していきます。
菌の増加が抑えられるようにラップをした上から保冷剤を置くことをお勧めします。 - 生クリームを泡立てます。
ボウルに生クリームを加え、そこに砂糖20gを少量ずつ加えながら、泡だて器で混ぜ合わせます。 - カスタードクリームを泡だて器でほぐし、生クリームと混ぜ合わせます。
ここで混ぜすぎるとクリームが緩くなってしまうので、混ぜすぎに注意してください。 - シュー生地の底にはしで穴をあけ、絞り袋に移したクリームを入れて、完成です!
さいごに
いかがでしょうか。シュークリームは鬼門と言われていますが、ポイントを押さえれば、しっかりと膨らんでくれます。特に今回の材料ではベーキングパウダーを使っているので、膨らみやすくなっています。ただし、形がきれいではなくなる可能性がありますので、慣れてきたらなしでも大丈夫です。ぜひ試してみてください。
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