ビタミンKの基本情報 重要性と役割を解説
ビタミンKの基本情報を解説
ビタミンKは骨の健康や血液凝固に関わる栄養素です。
- 骨の健康：
骨密度を上げて、骨折のリスクを下げます。カルシウムを骨に定着させるタンパク質（オステオカルシン）を活性化させます。 - 血液凝固機能：
怪我をした時や出血を止める重要な機能を担っています。血液の凝固因子（プロトロンビン）を肝臓で作る際の補酵素として働きます。
過剰症になると抗凝固薬（ワルファリン）を服用中の方は薬の効果が減弱する恐れがありますので注意が必要です。
特に脂溶性ビタミンであるビタミンKやビタミンAは脂質と一緒に摂ることで吸収効率が上がります。
不足による影響と症状
食品からの摂取だけでなく、腸内細菌によっても合成されるため、不足することは稀です。新生児で新生児メレナ（消化管出血）や特発性乳児ビタミンK欠乏症（頭蓋内出血）が欠乏症として知られます。
過剰の危険性と注意
- 血液凝固
血液凝固能により、血栓ができる可能性があります。 - 薬との相互作用
ワルファリンなどの抗凝固薬と相互作用を起こし、薬の効果が減弱する可能性があります。
ビタミンKを多く含む食材
- 藻類
のり、わかめ、ひじき - 野菜類
しそ、モロヘイヤ、ほうれん草、ニラ - 豆類
納豆、油揚げ - 肉類
鶏もも肉 - 乳類
チーズ
1日摂取基準
紹介しているレシピの<1日推奨量に対する割合>は150μgで計算しています。
