ビタミンB2の健康効果と摂取すべき基準値量

ビタミンB2の基本情報 重要性と役割を解説

ビタミンB2の基本情報を解説

ビタミンB2は水溶性ビタミンで、リボフラビンと呼ばれています。

食事から摂取が必要な必須栄養素で、糖質や脂肪、タンパク質をエネルギーに変換する際に必要となります。また、皮膚や粘膜、髪、爪などの再生、修復に重要であるため、美容関係には欠かせない栄養素と言えます。

一方で、黄色の色素として、着色料にも使われています。

不足による影響と症状

  • 皮膚の症状:
    皮膚の荒れ、ひび割れ、湿疹、口角炎(口の周りのひび割れ)などの症状が現れます。
    ビタミンB2が皮膚組織の修復に関わっているためです。
  • 目の症状:
    目のかゆみ、赤み、光に過敏な感じなどの症状が現れます。
    ビタミンB2が角膜や結膜など、粘膜の修復に関わっているためです。
  • 口内炎:
    口内炎の発生を増加させることがあります。
    ビタミンB2が口の中の粘膜の修復に関わっているためです。
    (※口内炎は舌や口の中の粘膜にできる痛み)
  • 消化器系の不調:
    食事の消化や栄養吸収に問題が生じる可能性があります。
    食物の消化を助けるために必要な酵素として関わっているためです。

過剰の危険性と注意

ビタミンB2は水溶性ビタミンのため、過剰症は稀です。

通常、ビタミンB2を含む水溶性ビタミンは、過剰分を尿として排泄します。尿が黄色に変色することがありますが、これはビタミンB2の色素で、過剰分が排泄されているといえます。

ビタミンB2を多く含む食材

  • 魚介類
    いわし、サバ、鮭、アジ、うなぎ
  • 肉類
    鶏もも肉、鶏むね肉、豚肉
  • 藻類
    のり、わかめ、あおさ、ひじき、昆布
  • 豆類
    納豆、きな粉、
  • 乳類
    チーズ、牛乳、ヨーグルト
  • 卵類
    鶏卵(卵黄、卵白とも)
  • 野菜類
    ブロッコリー、ほうれん草、大根、バジル
  • 種実類
    アーモンド、クルミ、落花生、ゴマ

1日の摂取基準

紹介しているレシピの<1日推奨量に対する割合>1.4mgで計算しています。