リンの健康効果と摂取すべき基準値量
リンの基本情報を解説
リンはその85%が骨や歯を作る成分となっています。残りは筋肉や脳、神経などの組織でエネルギー産生や細胞膜の構成に関わっています。
リンの吸収は、ビタミンDによって促進され、カルシウム、マグネシウムによって抑制されています。他の栄養素と相互に関連しながら調整されています。
不足すると…?
- 脱力感
- 筋力の低下
- 溶血
などの症状が知られています。
食品に多く含まれているため、不足するのはまれです。
過剰に摂取すると…?
リンは加工食品や外食に多く含まれるため、不足よりも過剰摂取になる人が多いです。
リンの過剰摂取で、カルシウムや鉄の吸収を阻害するため、
- 骨がもろくなる(骨軟化)
- 貧血
などの症状が知られています。
特に腎機能や副甲状腺機能が低下している場合は、リンの血中濃度が上がるため注意が必要です。
リンを多く含む食材
- 魚介類
いわし、干しエビ、かつお節、 - 穀類
玄米、小麦 - 卵類
卵黄、うずら - 乳類
チーズ、ヨーグルト - 豆類
大豆、きな粉、油揚げ
リンの1日の摂取基準値 – どれくらい摂ればいい?
紹介しているレシピの<1日推奨量に対する割合>は900mgで計算しています。
参考:厚生労働省 食事摂取基準(2020年版)
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