カルシウムの健康効果と摂取すべき基準値量

カルシウムの基本情報 重要性と役割を解説

カルシウムの基本情報を解説

カルシウムはヒトの身体に最も多く含まれるミネラルで、骨や歯を作ります。

骨は約3ヶ月のサイクルで、「骨形成」と「骨吸収」を繰り返しています。
子供の成長時には骨の形成量のほうが多く、骨量は増加します。
男性では50歳代から、女性では閉経後に、吸収量のほうが形成量を上回るため骨量が減少します。

カルシウムは子供の成長だけでなく大人にも非常に重要な栄養素です。

不足による影響と症状

  • 骨、歯の軟化
  • 幼児の発育障害

カルシウムは、骨や歯を形成する重要な栄養素の1つです。そのため、長期間不足すると、骨が弱くなるので転倒などによる骨折や骨粗しょう症の原因にもなります。

過剰の危険性と注意

日本人では通常の食事からの摂取で過剰になることはまれです。

  • 鉄、亜鉛の吸収の妨げ
  • 便秘などの消化器症状

カルシウムを過剰に摂取するとほかのミネラル類の吸収を妨げることになるため、貧血や味覚異常を引き起こすことにもつながります。

カルシウムを多く含む食材

  • 魚介類
    干しエビ、いわし、まあじ、しらす
  • 藻類
    ひじき、昆布、わかめ、あおのり、あおさ
  • 乳類
    チーズ、ヨーグルト、牛乳
  • 豆類
    おから、油揚げ、きな粉、豆腐
  • 野菜類
    大根、モロヘイヤ、小松菜、シソ
  • 種実類
    ごま、アーモンド

1日の摂取基準値

紹介しているレシピの<1日推奨量に対する割合>700mgで計算しています。

参考:厚生労働省 食事摂取基準(2020年版)
   公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット