ビタミンDの健康効果と摂取すべき基準値量

ビタミンDの基本情報 重要性と役割を解説

ビタミンDの基本情報を解説

ビタミンDの主な役割はカルシウムとリンの吸収を促し、骨や歯などの健康維持につなげます。また、免疫力を高め、感染症から身を守るのにも役立ちます。

太陽の光である紫外線を浴びることで、皮膚から刺激が伝わり、ビタミンDが合成されます。しかし最近は過度に日焼けを避ける傾向が高まり、ビタミンD不足につながっていることが指摘されています。

適度な日光浴を心掛け、さらに食事からも補給することが大切です。

不足による影響と症状

  • 骨の健康問題:
    カルシウムとリンの吸収が低下するため、骨の健康に影響を及ぼします。
    これが続くと、骨粗鬆症による骨折や骨異常のリスクが高まります。子供ではくる病(くる病の場合は脚部が曲がってしまう骨病です)のリスクも増加します。
  • 免疫システムの弱体化:
    免疫システムをサポートし、感染症に対する抵抗力を高める役割があります。
    感染症に対する免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなる可能性があります。
  • 筋肉の弱化:
    筋肉の弱化を引き起こすことがあり、運動能力に影響を及ぼすことがあります。

過剰の危険性と注意

  • 高カルシウム血症:
    カルシウムの吸収を増加させ、高カルシウム血症(高血中カルシウム濃度)を引き起こす可能性があります。これは、疲労、吐き気、嘔吐、便秘、脱水、腎臓結石などの症状を引き起こすことがあります。
  • 軟組織のカルシウム堆積:
    高カルシウム血症により、カルシウムが軟組織に堆積し、血管や腎臓などの臓器に影響する可能性があります。
  • 腎臓への負担:
    腎臓に負担をかけ、腎機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

ビタミンDを多く含む食材

  • 魚介類
    鮭、さんま、しらす
  • キノコ類
    干ししいたけ、きくらげ、舞茸、エリンギ、えのき
  • 卵類
    鶏卵、うずら

1日の摂取基準

紹介しているレシピの<1日推奨量に対する割合>8.5μgで計算しています。